本校の沿革

 山笠の町、博多区堅粕。この一角にある本校は、「至誠励業・剛健成風・操守堅固」の校訓のもと、創立当初から受け継がれてきた「文武両道」を実践し続けてきました。間もなく100年を迎える長い歴史の中では、昭和2年の6月未明、校舎が火災に襲われるという痛ましい事件もありましたが、当時の教職員・生徒は、「福中焼くとも福中魂は焼けず」の不死鳥精神を発揮し、その再建に全力を尽くしました。校庭のフェニックスに象徴される、困難に負けない強靭な福高魂はこの事に由来し、現在に至るまで営々と受け継がれています。

創立80周年記念事業として進められてきた校舎の大規模改修も平成11年の中庭「福高パティオ」完成を以って完了しました。新たな外観を整えた福岡高校は、平成19年に「永遠に新しき伝統」の創造をめざして創立90周年,平成29年に「日々に新たなり」をテーマとして創立100周年を迎えました。

  

大正6年4月1日
 福岡県立中学修猷館の寄宿舎の一部を仮校舎として
 福岡県立福岡中学校を開校。第一学年200名入学
大正8年12月24日
 福岡県筑紫郡堅粕町(現在地)に移転する
大正14年4月1日
 福岡県福岡中学校と改称する
昭和2年6月23日
 校舎火災により修猷館の一部を借り、仮校舎にて授業をする
 「校舎焼くとも、福中魂は焼けず」の福中魂の原点
昭和4年4月
 現校舎竣工
昭和23年4月1日
 学制改革により福岡県立福岡高等学校となる
 生徒定員1200名
平成11年3月30日
 創立80周年記念事業「福高パティオ」完成
平成24年3月26日
 本館「県指定有形文化財」の指定を受ける
平成29年6月10日
 創立百周年記念式典挙行
令和元年9月
 記念講堂、食堂竣工